ハンドクリーム開発用、温州蜜柑アロマ蒸留受託。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2024.1 .29

ハンドクリーム開発用、温州蜜柑アロマ蒸留受託。

化粧品開発を行う某企業さまからの依頼で、ハンドクリームの開発に必要とされる、温州蜜柑のアロマオイルを常圧(100°)蒸留しました。蜜柑の果皮のみ合計45kg、本村アロマ蒸留所で3日間に渡り蒸留を行いました。蒸留所に常設のアロマ減圧水蒸気蒸留装置は30L型で、1回の蒸留で原料5kgを使用します。まずは原料となる果皮をミキサー粉砕し水と攪拌させます。それにより採油率は上がります。今回は平均的に採油率約1%、45kgの原料に対して約450mlのアロマオイルを採取ができ、まずまずの蒸留結果となりました。香りは蜜柑の甘く優しいフレッシュな香りが採れました。アロマオイルの採油率や煽りは原料により大きく異なります。今回の原料は、蜜柑の皮を手剥きしたものを未冷凍で5kgずつ真空状態にして頂けていました。冷凍よりは冷蔵保存の方がより良く、真空状態で保って頂けてたのも良かったと思います。
 
温州蜜柑残渣
 
これまでも蜜柑に限らず多くの柑橘類の蒸留試験を行っていますが、これまでの経緯から、同じ果皮でも収穫時期や保存方法でアロマオイルの採油率や香りに大きく差があります。アロマオイルは果皮に含まれていますので、果皮ごと圧搾し搾汁後の残渣や果実を包んでいる袋が残ったままの残渣などは採油率が下がり、また冷凍保存の残渣も下がる傾向にあります。果皮ごと搾汁したものは果皮ではなく、搾汁時に果汁のうわずみの食物繊維(果実パルプ)から蒸留すると、高採油率になる傾向にあります。
また、樹木の場合は細かいチップやクズの方が採油率は上がり、樹木の葉やハーブ等は乾燥の方が採油率は上がります。但しフレッシュの方が香りは良い傾向にあります。
アロマの蒸留試験や受託をご希望の方は、当社パートナー会社である株式会社ハート未来が窓口となります。当社へお問い合わせ頂いた場合でもハート未来が全体コーディネートを致しますので、株式会社ハート未来の運営する未来アロマサイトよりお問い合わせ下さい。
 
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事業目的達成のための補助金活用のススメ。

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2024.1 .16

事業目的達成のための補助金活用のススメ。

アロマ減圧水蒸気蒸留機(以下:本装置)はこれまで多種多様の業界、業種のお客様へ導入して参りました。大手企業、中小企業、小規模事業者、研究機関と規模の大小に関わらず、本装置の性能をご理解頂いたお客様が、新事業や新商品開発において、他社との絶対的差別化を図り、自社ならではのアドバンテージの確立のためや、本装置のパフォーマンスを重視し、様々な研究目的で導入されるケースも少なくありません。本装置の性能は単にアロマオイルを採取する、実はそれだけに止まらず、企業内や機関の研究者から全く違う目的の利用価値の声を多く頂き、実際にその要望の試験や効率化や実現させるためのカスタマイズなど、常にお客様と共に進化し、様々な業種に貢献して参りました。昨今では本装置でクラフトジンの製造が可能となり、酒造方面でもお声かけも頂けるようになりました。
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 
本装置を導入するにあたり、補助金を活用し購入されるケースも多々あります。本装置を購入されるお客様は、何らかの事業展開や商品開発を目的とし、それを実現させるために本装置が必要となり購入に至ります。企業の多くはそれら事業展開を図る上で、何らかの補助金を上手に活用されています。その事業計画を遂行する上で必要不可欠である本装置もまた補助金の対象となります。これまでも6次産業化や農商工連携やものづくりなど様々な補助金を活用し導入されたお客様はございます。本装置の導入をご検討される場合、補助金の活用も視野にご検討されてはと思います。