アロマ蒸留所

本村アロマ蒸留所の
ご案内

本村の天然アロマ蒸留水・精油は
当社独自の生産拠点で抽出。

本村のアロマ減圧水蒸気
蒸留装置を使用。

『本村品質 天然アロマ蒸留水』は、当社の拠点である本村アロマ蒸留所で抽出。当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置を使用するので、精油同様に高品質な蒸留水を生産することができます。
なお本蒸留所は『橘香園』という由緒あるみかん農園内にあり、蒸留水、精油どちらも専任スタッフが抽出を行います。

橘香園について

旧柳川藩主立花家によって開園。

『橘香園』は福岡県大牟田市にある歴史あるみかん農園で、江戸時代に近辺を治めていた柳川藩主の立花家15代目の立花鑑徳が昭和11年(1936年)に開園しました。その歴史は明治時代にまでさかのぼります。 

江戸幕府が終わり、明治に入るとそれまで武士であった人々は藩がなくなり職を失うことになります。その状況を見越して14代目の立花寛治が明治19年(1886年)にかつての士分の救済と農業の振興を目的に農事試験場を柳川市に設立しました。

宮川早生を発見し普及に尽力。

試験場では、かんきつ類をはじめリンゴ、ブドウ、洋ナシなどの種苗を国内外から集めて試験を行い、全国の農家へ広めていきました。青森のリンゴもこの試験場から広がったと言われています。 

この時期、試験場の近くで宮川という医師が早生みかんを発見。皮が薄く食べやすいこともあって評判になりました。このみかんは大正5年(1916年)にかんきつの品評会で一等賞を獲り、大正9年(1920年)には固有の品種と認められ、発見者の名前をとって『宮川早生』と名付けられました。日本で初めての早生みかんと言われています。その後、立花鑑徳は、『宮川早生』を普及させるために近隣の山を調査、その中で最も適したのが大牟田市上内の山地で、陽光、潮風に恵まれ、ミネラルの多い土質が特長でした。鑑徳はここを開墾し、昭和11年(1936年)に農園を開きました。それが『橘香園』です。天然アロマ蒸留水では、このゆずの香りを減圧・常圧で蒸留し、本来のさわやかな香りを繊細に抽出しています。


里山として新たな魅力を生む。

『宮川早生』は東京に出荷され、戦前戦後ブランドみかんとして人気を博しました。また、『宮川早生』は愛媛など各地へ広がり、そこでご当地ブランドのみかんとして定着。早生みかんのルーツとして今なお息づいています。 

現在、『橘香園』ではみかんの他、花柚子、十月桜、レモン、柚子が栽培されており、『本村品質 天然アロマ蒸留水』の新しいラインナップに加わる予定です。また近年では知る人ぞ知るキャンプスポットとしても注目を浴び、里山として親しまれています。