MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2023年1月24日
ストレス緩和に3倍効く!! 青みかん精油のチカラ
2023年がスタートし、あっという間に半月が終わりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。年末年始から、コロナウイルスやインフルエンザが流行しているようですが、体調は崩されていらっしゃらないでしょうか?今回は、青みかん精油の作用についてお話ししたいと思います。
前回の青レモンに引き続き柑橘類の精油なので、同じじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、厳密に言うと柑橘類も一つ一つ特徴が異なります。
柑橘類という大きな括りで見たときには、柑橘系の精油は消化器への作用や気分を明るくする作用、ニキビ肌のような脂性肌のスキンケアに有効ということが共通する作用です。しかしながら、消化器の不調と一言で言ってもその原因は様々。食べ過ぎが原因で胃腸が弱っているのか?ストレスが原因で上手く消化器官が働いていないのか?お酒の飲みすぎで肝臓の働きが弱っているのか?その原因によって、おすすめの精油は変わってきます。
今回取り上げている青みかんの精油は、ストレスが原因の時の消化器系の不調におすすめです。私たちの体の調子を整える大元となる自律神経には交感神経と副交感神経があります。体の各臓器はこの自律神経と連動しながら、活発に動いたり休んだりを繰り返しています。消化器官は、副交感神経が優位な時に活発に動きます。
ストレスがかかっているときは交感神経が優位になっているため、消化器の働きは抑えられます。その為、ストレスがかかった状態を続けると、上手く消化が出来ず下痢をしたり、胃酸が多くなったりすることで胃潰瘍になったりするのです。このような状態の時は、副交感神経を優位にしてあげることで、消化器官の働きが良くなり症状が緩和されます。
リラックス成分と言われるリナロールが青みかんには多く含まれる為、青みかん精油を使うことで副交感神経を優位にすることが出来ます。その結果、消化器系の不調が良くなるというメカニズムです。
精油を選ぶ時には、身体の不調がどこからきているのか?ここをしっかり見てあげることが大切です。わからない時には精油の香りを嗅いでみてください。「良い香り」と思うものがあなたの体が必要としている精油成分を持っています。