ユニット設置で利便性と効率性の向上。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.12 .21

ユニット設置で利便性と効率性の向上。

これまで多くのお客様へアロマ減圧水蒸気蒸留装置を納めて参りました。装置を設置し運用する上で、蒸留機へ蒸気を供給するためのボイラー装置が必要になります。ボイラー装置を既に保有しているお客様は不要ですが、必要なお客様にはボイラー装置もセットで納めて参りました。
また運用する上で冷却させるために水の活用も必須です。お客様によっては井戸水や湧水などで運用をされるケースもございますが、特に水道水を活用し運用する場合、蒸留中の水はたれ流しとなるため、チラー装置をセットで納めるケースも増えて参りました。チラー装置は装置内で水を循環させ、使用する水量を削減させます。節水と水道費の削減が可能になります。
お客様の設置場所や設置状況に合わせ、「装置+ボイラー+チラー」のユニットでの設置を推奨しています。昨今ユニットでの納品設置の要望も大変多くなっています。
導入事例ページに「アロマ減圧水蒸気蒸留装置ユニット設置のついて」の情報を更新しました。装置の設置をご検討の場合は、ユニット設置含めより良い方法をお気軽にご相談ください。
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置ユニット設置について

【健康医学士・清家奈緒コラム】超スゴイ!レモングラス蒸留水の汎用性とは⁉︎

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健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」

健康医学士 清家奈緒

2023年12月13日

超スゴイ!レモングラス蒸留水の汎用性とは⁉︎

香りの世界に携わっている方にはおなじみのレモングラス。また、生命力が強く防虫作用もあるため、庭先に植えている方も多いのではないでしょうか?和名では檸檬茅とも言われるように、見た目は茅と同じですが、触ると甘い爽やかな香りがするのが特徴です。そのように、生の状態でもとても良い香りがするため、ハーブティーやアジアの料理(トムヤムクン)の香りづけとしても有名です。

レモングラス

本村アロマ蒸留所で過日行われたレモングラスの試験蒸留で採取された蒸留水を、今回少し分けていただきました。レモングラスは精油で使用することはスタンダードですが、蒸留水で使用する機会はあまりないのでとても興味深く使わせていただきました。減圧蒸留で採取された蒸留水の香りは、とても柔らかく生原料を思わせる若干の草の香り。レモングラス精油の香りに比べるとだいぶ優しい香りなので、レモングラス精油の香りが苦手な方にはお勧めです。(私自身、レモングラス精油の香りは若干苦手なので蒸留水の方が使いやすいと感じました。)

レモングラス

実際に使ってみて思ったことですが、レモングラスの蒸留水は汎用性が凄い!消化器系の作用、防虫作用、抗菌作用、鎮痛作用、乳酸除去作用、リラックス作用、皮脂のバランスを整える収斂作用など多くの作用があるレモングラス。精油と違い、蒸留水はそのまま使用することが出来るためボディスプレーとして使用すれば、肩こり、筋肉痛、リラックス、スキンケア、消化促進、虫よけスプレーと万能なスプレーになります。また、ルームスプレーや掃除・洗濯に使用すれば、消臭・防カビにも有効です。

レモングラス精油は虫が嫌うシトラールという成分を多く含んでいるため、虫よけスプレーを精油で作る場合によく使用されますが、この成分には皮膚刺激があるため肌が弱い方は注意が必要です。しかしながら、蒸留水であればそのまま使用しても皮膚刺激も強くないので、敏感肌の方は使いやすいのではないでしょうか?(個人差がありますので、実際に使用する場合には必ずテストをお勧めします。)

レモングラススプレー

また、レモングラスは南の国の植物なので、暑い時に役立つ作用を多く持っています。食欲がない時には食欲を出すようにしてくれますし、暑さで体力が消耗しているときには体力を強壮してくれる作用があります。これまでのアロマカウンセリングをしてきた経験から、精神的に疲れ体力も消耗しているような状態のときにレモングラスの香りを好む傾向がとても多いと感じています。副交感神経を優位にするリラックス作用もあるレモングラスなので、精神的にも体力的にも疲れてしまっている方にはぴったりなようです。特に、ストレスから胃や腸の不調を引き起こしている方は、ハーブティーや精油・蒸留水、どのような形でも良いので、是非使ってみて欲しい植物の一つです。

レモングラスの汎用性

そしてもう一つ、レモングラスの嬉しいポイントは、生命力が強く繁殖能力が高いため、原料を安定的に収穫できることから、ハーブティーや精油・蒸留水など、どれも手に取りやすい価格帯の物が多いという点です。生の葉をハーブティーとして飲用することも出来るため、庭先やベランダで育ててみるのも良いですね。寒い季節に抗菌作用も相まって、免疫力のアップも期待できると思います。これからの季節、レモングラスの力を上手く活用できると良いですね。

アロマ蒸留試験はこちらから。

減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

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2023.12 .1

減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

某企業からのご依頼で搾汁後の伊予柑の残渣(冷凍)からアロマ蒸留試験を行いました。これまでの実績から、柑橘の果皮は冷凍することでアロマオイルが少なかったり採取できないこともございました、更に減圧蒸留は常圧蒸留に比べ採油率は下がりますため、今回の蒸留試験はあまり期待はできずにおりましたが、残渣の原料の香りを嗅いだところ非常に強い香りだったのと、これまでの研究から、冷凍原料であっても採取をしやすくする方法などから、今回の試験はまずまずの結果となりました。採油率は0.5%程度で、香りは非常にナイーブで優しい香りが採取できました。 今回の試験を行った企業様は、常圧蒸留機は保有しておりますが減圧蒸留機は保有しておらず、今回常圧蒸留と減圧蒸留での違いの調査で試験を行なわれました。結果にも大変満足していただき、更に当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置の高いパフォーマンスに大変驚かれていました。全てにおいて良い結果が得られ我々も大変満足した蒸留試験となりました。
※残渣原料について 柑橘の残渣の果皮は、搾汁する際の方法や使用している機械によっても残留するアロマオイルの量は様々です。
アロマ蒸留試験依頼はコチラまで。

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

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2023.11 .29

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

某企業様からのご依頼でレモングラスのアロマ蒸留試験を行いました。今回は減圧60℃、生原料からアロマ蒸留水の採取を目的とした試験です。
レモングラスなどのハーブはアロマオイルの採取が目的の場合、乾燥原料からの蒸留の方がアロマオイルは採取できる可能性は大きいのですが、今回はアロマ蒸留水の使用が目的で、より良い香りの採取が重要なミッションだったため、減圧60℃で最も良質でナイーブな香りを引き出しました。柔らかく優しく、レモングラス本来の良い香りだけを引き出すことが出来ました。
減圧蒸留の蒸留温度は原料によって相性が様々です。これまでの実績から様々な原料のある程度の相性はございますが、同じ原料でも産地や栽培方法、季節や状態などその時々のもので異なりますため、より良い香りを目的とした試験をご希望である場合は、色々試してみることをお勧めします。
アロマ蒸留試験のご依頼はコチラまで。

 
 
 
 

中小企業「社会価値経営」フォーラムへ参加。

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2023.11 .15

中小企業「社会価値経営」フォーラムへ参加。

当社も認定企業露なっている、一般社団法人企業価値協会主催のフォーラムへ参加しました。フォーラムには全国の認定企業の他、各マスコミも多く出席いたしました。 昨今の社会情勢における物価高騰や日本の景気向上にあたり、これからの中小企業のあり方が大きなテーマとなりました。 どのような状況でも企業は事業を邁進し続けるのですが、これまで通りだけを続けているだけではなかなか状況を変えるのは困難な世の中です。 そこで今回は、社会価値に積極的に取り組み、かつ利益を出していけるよう、特徴的価値を活かした中小企業ならではの「社会価値経営」によって、社会から応援される会社づくりがメインの内容となりました。
 
企業価値協会理事
来賓挨拶
 
「社会価値経営」いわゆるCSV事業は、ひとつの切口になり得るビジネスのカタチで、これまでも積極的に行っている企業もありますが、まだまだ多くはありません。CSRと違い実際に利益に繋げるためには、取り組む内容が多くの人たちに理解され共感を得られなければ成立は困難です。 CSVに限らずですが企業は事業を通じ、顧客やターゲットとなり得る人たちの”ベネフィット”は何かを明確にしておく必要があります。 今回パネルディスカッションで登壇した石坂産業株式会社様の取り組みは非常に素晴らしく思いました。同社は産廃事業を営む企業ですが、産業廃棄物やゴミという世の中からのマイナスイメージを、ごみをごみにしない社会「ZERO WASTE DESIGN」をビジョンに掲げ、社会価値の向上に成功されている企業です。 CSVはなかなか一筋縄ではいかない面もありますが、多くの企業がこの概念を取り組むことは、自社にとっても社会にとってもプラスなことは言うまでもありません。
 
社会価値経営フォーラム懇親会 社会価値経営フォーラム開催場所

第7回 しんきん合同商談会に出展しました。

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2023.11 .13

第7回 しんきん合同商談会に出展しました。

今回で7回目を迎えたしんきん合同商談会は、今回も大盛況で終えることができました。商談件数も多くあり身のあるイベントとなりました。
 
しんきん合同商談会
 
しんきん合同商談会は福岡、佐賀、長崎の異業種が合同での出展イベントなので、アロマの原料になる農作物を扱っている食品企業や、ステンレス材を扱っているものづくり企業など参加企業からのお声かけも多くございました。今回はアロマ減圧水蒸気蒸留装置の実機の設置はぜず、本村製作所の事業全体の認知向上を目的に出展しました。
 
本村製作所ブース 会社ブランドツール
 
ブースに来場された方々は、当社が100年企業であり、一貫した事業ポリシーと貫いてる姿勢に共鳴いただきました。 これからも進化を続け、次のイベントでは新たな発表はできるよう頑張ります。
 
しんきん合同商談会開催場所

11月、第7回 しんきん合同商談会に出展します。

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2023.10 .26

11月、第7回 しんきん合同商談会に出展します。

しんきん合同商談会は、福岡・佐賀・長崎3県の13信用金庫が2年に1度「合同」で行う九州の企業のマッチングを目的としたイベントです。 しんきん担当者様が事前にマッチングコーディネートをしていただいたことで、イベント開催前から既に数件の商談がございます。 今回も実機の展示は行わず、アロマ減圧水蒸気蒸留装置の製品紹介動画と会社PRのための装飾、会社案内と製品紹介の配布物をご用意します。 本イベントは九州最大規模の異業種商談会となります。特に醸造関連、化粧品、飲料、アロマ、6次産業化をお考えの事業者様など、ぜひこの機会に当社ブース「B-067」へお越しください。
 
■イベント:第7回しんきん合同商談会
■日時:2023年11月8日(水)/10:00~16:00
■場所:マリンメッセ福岡A館
 
しんきん合同商談会

全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場に出展しました。

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本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.10 .26

全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場に出展しました。

イベント当日は大変多くの醸造関連の事業者様が来場され、当社ブースにも多くのお客様にお越しいただきました。
今回は実機の展示は行わず、配布物による製品紹介と会社紹介を主に行いました。お客様のほとんどが醸造関連事業を行なってることもあり、当社の企業ポリシーやスタンス、製品のアドバンテージも十分理解していただけました。新規の商談も多々ございましたが、在庫タンクへの関心も大変多くあり、納入における具体的な調整を現在行なっています。
在庫タンクは一部サイト上にも掲載していますが、イベント時以外にもサイトからのお問い合わせも増えていますため、
在庫タンクをの納入をご検討の際は、在庫数に限りがございますのでお早めにお問い合わせいただくことをお勧めします。
アロマ減圧水蒸気蒸留装置は更に効率化を向上できる機能が標準装備されました。併せてお問い合わせください。
 
在庫タンク

アロマ減圧水蒸気蒸留装置のここがスゴイ!プレスリリースを公開。

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本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.10 .16

アロマ減圧水蒸気蒸留装置のここがスゴイ!プレスリリースを公開。

これまでもアロマ減圧水蒸気蒸留装置のポテンシャルを本サイトでも書いてきましたが、納入先の数々お客様により多種多様な活用方法などもあり、近年装置の活用の幅が広がりつつあり、また時代や市場のニーズにフィットしてるのもあり、改めてプレスリリースを更新しました。
以下プレスリリース内■内容を記します。
株式会社本村製作所は、令和4年で創業100周年を迎え、創業以来大手醸造メーカーを中心とした、ステンレスタンクや蒸留機の開発製造を行っています。大手を始め醸造業界内では、品質、技術力に定評のあるパイオニア企業です。醸造での蒸留は1滴1滴に酒税がかかるため、漏れが許されない堅牢な開発技術が必要です。また世の中で焼酎が定着したのは、減圧蒸留技術によって、臭みが無くまろやかな香りの焼酎が誕生し市場が大きく拡大しました。これら醸造で培った技術を応用し、様々な原料から良質なアロマが蒸留できるアロマ減圧水蒸気蒸留装置(以下:本装置)を開発。天然の香りや効能を必要とする業界や、柑橘やハーブ農家など、農作物の廃棄物や残渣や、林業など間伐材や木クズをアロマで再生させ、事業化を考える企業からの問合せが後を経ちません。また昨今クラフトジンが市場を賑わし始めています。本装置で独自のアロマ原料とボタニカル、アルコールを蒸留することで、オンリーワンのジン蒸留が可能です。他社との差別化が明確な、ブランド力の高い商品開発が期待できます。 SDGsやサスティナブルな社会や取組みが求められる昨今、本装置は多くの事業者や事業の未来に貢献できると自負しております。
 
プレスリリース!アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 

【健康医学士・ 清家 奈緒コラム】健康酒としてブームが起きそうなクラフトジン!!

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健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」

健康医学士 清家奈緒

2023年10月4日

健康酒としてブームが起きそうなクラフトジン!!

最近、話題のクラフトジンですが、クラフトジンに欠かせないのがジュニパーベリーです。1600年代に作られたといわれるジン。当時は、ジンが利尿作用や解熱、痛風に効くとして薬局で売られていたそうです。ジュニパーベリーの作用は古くから知られており、紀元1世紀に編纂されたという現在の医薬品の大元といわれるディオスコリデスの「薬物誌」にもその効果は記されています。まさに酒は百薬の長。古くから、薬として利用されていたジュニパーベリーを使ったジンは飲むだけでも身体に良さそうですね。

クラフトジン

今回は、そのジュニパーベリーの蒸留水を上手に活用する方法をご紹介したいと思います。精油としても有名な「ジュニパー」はうっ滞除去作用が優れているため、浮腫みの解消や老廃物を流したい時には欠かせない精油の一つです。ヒノキ科であるジュニパーは、モノテルペン炭化水素類のαピネン成分が多く、森林浴効果が期待されることで有名です。これらの成分を少なからず含んでいる蒸留水をボディスプレーとして疲れた脚に吹きかければ、浮腫みの解消に繋がりますし、ルームスプレーとして利用すれば、森林浴のようなリラックスできる空間を作ることが出来る上、殺菌・消毒作用もあるので空間の除菌にも有効です。蒸留水は精油をブレンドしなくても十分にその成分の作用を得ることが出来るので、使い勝手がとても良いのが嬉しい点です。

ジュニパーベリー

お肌に対する効果としては、殺菌・消毒作用、収斂作用があるので、脂性肌でにきびなどに困っている方にも良いと思います。最近は、パソコンやスマホを使う時間が多く脳内疲労や眼精疲労を起こしている方が多く、ヘッドトリートメントが人気になっていますが、その際に使用するヘッド用のスプレーとしてもお勧めです。頭皮の脂を抑制しながら、凝り固まった頭皮や首をほぐすのにも効果的です。首の凝り、頭皮の凝りは認知症の要因になり得ると言われています。首、頭皮を柔らかくし常に血流を良くしておくことが認知症の予防に繋がります。認知症もある日突然なるのではなく、長年脳内に原因物質を蓄積させてきた結果です。発症するまでに25年かかると言われる認知症です。40代からはマスト、30代のうちから気を付けて、肩こり・首凝り・頭皮の凝りをそのままにしないことが大切です。

ヘッドスパ

ジュニパー精油をアロマトリートメントで使用する際には、植物オイルに精油を混ぜて使用しますが、ジュニパーをブレンドしたオイルでトリートメントをすると一発で違いがわかります。(私的経験談です。)それぐらい、流す力が強いジュニパーは浮腫みや凝り、またダイエットなどにもとても有効です。個人差はあると思いますが、これらの解消に繋げたい人にとってはとても魅力的なジュニパーです。

精神面への作用は、ノルアドレナリンを出しやる気にさせる作用があります。森林浴の作用でリラックスしつつ、やる気も出させてくれるこの香りは、これからスポーツの試合に臨む前や、大事なプレゼンの前などに嗅ぐと良いかもしれません。

集中

注意事項として、流す力が非常に強いジュニパーは、腎臓に疾患がある方は禁忌となっています。老廃物が一気に流れ尿量も増える為、腎臓への負担が重くなります。腎臓疾患がある方への使用はお控えください。また、妊娠中の使用もおすすめできません。

薬効成分が大いに期待できるクラフトジン、これからは健康酒としてブームが起きるかも。