全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場に出展します。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.9 .19

全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場に出展します。

日本醸造機器工業組合、日本醸造用品組合が主催する、醸造用品の展示会が開催されます。 イベント当日は減圧蒸留機をはじめ、各種タンク、その他醸造関連の製品のカタログ展示を行います。 昨今クラフトビールやクラフトジンなど市場が活性しております。醸造関連の事業を行なっている事業者様、 これから始められる方、醸造用品を扱う大変多くの企業が出展致しますので、ぜひ足をお運びください。 入場無料です。
 
・イベント:全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場
・日時:2023年10月4日(水)~ 10月5日(木)
・開催日時:10:00 〜17:00
・会場:日本醸造協会 赤煉瓦酒造工場
・公式サイト:https://zjkk.or.jp
 
全国醸造機器用品展示会2023 in 赤煉瓦酒造工場 アロマ減圧水蒸気蒸留装置

新たな減圧蒸留装置、タンク続々の製造、出荷。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.9.11

新たな減圧蒸留装置、タンク続々の製造、出荷。

これまで多くの反響を頂いておりますアロマ減圧水蒸気蒸留装置ですが、この度某事業者様へ「飲料向け」として出荷致します。アロマ減圧水蒸気蒸留装置はアロマオイルを減圧及び常圧によって蒸留する、高性能装置としてこれまで多くの関連事業者へ納品してきましたが、今回飲料製造メーカーから依頼を受け、オリジナル飲料製造用として60ℓ型減圧蒸留機を納めます。アロマ減圧水蒸気蒸留装置は様々な原料から6通りの蒸留方法でアロマオイルと蒸留水を抽出できるため、飲料メーカーでしたら、天然アロマ成分100%のオンリーワンの飲料の製造が可能です。 また昨今ではクラフトビールやクラフトジンなど、アルコール蒸留の問い合わせも大変多くなっています。アルコールの製造に関しても、オンリーワンの製品を容易につくることが可能です。
 
飲料用アロマ減圧水蒸気蒸留装置
飲料メーカー向け60ℓ型蒸留機。
化粧品メーカー向けアロマ減圧水蒸気蒸留装置
こちらは化粧品メーカー向け蒸留装置。
タンクはこの度某飲料メーカー様へ出荷致します。このタンクは「FST醗酵貯酒タンク」です。これまでの醗酵貯酒タンクの進化型となります。通常醗酵と貯酒は別々のタンクや設備が必要ですが、醗酵貯酒タンクは同タンクでそれぞれの工程が可能なタンクです。強度、洗浄性にも優れ、屋外用は大型化が可能。さらに、内部温度を調整したり、高粘度のものまでの攪拌が可能になるといった本村オリジナルのオプションも充実しています。
 
FST醗酵貯酒タンク
某飲料メーカー向け、FST醗酵貯酒タンク。
これまでも多くの事業者様は、他社との差別化を計り、オリジナル製品を誕生させるための研究段階からご相談いただき、それを可能にするべく技術力、開発力で長年に渡りお客様と信頼関係を築き今があります。どんな些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。  
 
 

第2回 国際発酵・醸造食品産業展に出展しました。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.8.10

第2回 国際発酵・醸造食品産業展に出展しました。

今年で第2回目となる、国際発酵・醸造食品産業展が8月4日で幕を閉じました。イベント期間中は大変多くの方が、当ブースへお越し頂けました。クラフトジンやクラフトビールを始められる方、酒造メーカー、食品メーカーや香料メーカーなど、当社が展示するアロマ減圧水蒸気蒸留装置を求め起こし頂き、前年以上の多くの方々へ本装置のポテンシャルをご理解頂けました。

ジンの香りに欠かせない、ジュニパーベリー蒸留

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.7.26

ジンの香りに欠かせない、ジュニパーベリー蒸留。

ジンの香りに欠かせないボタニカル原料である、ジュニパーベリーからアロマ蒸留を行いました。昨今酒類市場では国産クラフトジンが注目されています。全国各地のオリジナリティ溢れるクラフトジンが増え始めてきました。アロマ減圧水蒸気蒸留装置は、これ1台でジンの香りに欠かすことのできないジュニパーベリーとハーブや柑橘などブレンドする原料を一度に蒸留(ブレンド蒸留)でき、オンリーワンのクラフトジンの製造が可能です。
今回はそのジンのベースとなるジュニパーベリーから、常圧蒸留と減圧蒸留の二種類の蒸留を行い、蒸留水の香りの差をサンプリングしました。常圧蒸留は、直接蒸気管から生蒸気を吹き込み蒸留し、減圧蒸留は蒸発釜に水張りをし、熱を加え関節蒸気管から間接的に蒸気を原料にあて蒸留します。常圧は程よくジュニパーベリーの強さを引き出し、減圧はナイーブで繊細な香りを採取できました。
今回のサンプルは、来月8月2日から東京ビックサイトで行われる「国際発酵・醸造食品産業展」の当社ブースでご用意します。
 
 
 
 
 

8月、第2回国際発酵・醸造食品産業展に出展します。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.6.30

8月、第2回国際発酵・醸造食品産業展に出展します。

今回で2回目の開催となる「第2回国際発酵・醸造食品産業展」に出展します。昨年11月に行われた第1回国際発酵・醸造食品産業展では大変多くの反響をいただき、今回再度出展の運びとなりました。昨今発酵や醸造関連事業や商品開発を手がける企業が多くなり、市場を大きく賑わせてきています。特にクラフトビールの製造は、日本国内の多くの地域で、その地の原料を生かしたクラフトビールを大変多く目にするようになりました。またクラフトジンにも注目が集まっています。これまで国産ジンは国内においてポピュラーな飲み物の印象はありませんでしたが、若年層のビール離れなど諸々の時代の変化や、大手により缶による商品が市場を賑わせ始めたこともあり、クラフトジンへの注目が高まっています。
 
第2回国際発酵・醸造食品産業展
 
今回、アロマ減圧水蒸気蒸留装置をクラフトジン蒸留装置として出展します。これまでのアロマ蒸留同様、柑橘やハーブなど様々な原料(ボタニカル)からクラフトジンやプレミアムジンの製造が可能です。また100L×2層タンクを出展します。こちらのタンクは内部が2層構造となっており、1台で2種類の飲料を貯蔵できます。冷却も可能で、冷却された飲料をタンクから直接注ぐ事もできる製品です。オリジナルジンや酒造関連のお客様必見です!ぜひこの機会にお気軽にお越しください。西華産業株式会社、株式会社本村製作所の共同ブース(E6-21-29
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 
■イベント:第2回国際発酵・醸造食品産業展
■日時:2023年8月2日(水)〜8月4日(金)
■開催日時:10:00〜17:00
■会場:東京ビックサイト 東展示棟 4〜6ホール ブース「E6-21-29
■公式サイト:https://hakkoexpo.jp
  

【健康医学士・清家奈緒コラム】スキンケアの代表格ネロリ。美肌を望むすべての人に!

MOTOMURA AROMA TOPICS

健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」

健康医学士 清家奈緒

2023年6月19日

スキンケアの代表格ネロリ。美肌を望むすべての人に!

アロマセラピーに通じている人はネロリと聞けば、「スキンケアの優れもの」というイメージがあるのではないでしょうか?また、鎮静作用もあるのでリラックスの作用などが思い浮かぶのではないかと思います。ネロリとは、ビターオレンジ(学名:Citrus aurantium)の花から抽出した精油のことを言います。ビターオレンジとは和名でいうダイダイのこと。お正月飾りに使われるちょっと大きめのみかんの実です。

早生みかん

今回本村アロマ蒸留所で蒸留試験をしたのは、蒸留所がある福岡県大牟田市の橘香園で栽培されている「宮川早生」の花です。「宮川早生」は、現在日本各地で栽培されている早生みかんのルーツとなった伝統あるみかんです。初秋により良い実をつけてもらうために、花が咲く時期に、摘花と言ってつぼみを手で間引いていく作業をするそうです。その際にとられたみかんの花はそのままでもとっても爽やかな良い香りです。摘花の後、本来であれば捨てられてしまうこの花びらですが、捨ててしまうのはもったいない!ということで蒸留水にしていただきました。厳密にはネロリウォーターではないですが、同じミカン科の花から採れる蒸留水の成分は大きくは変わりません。

みかんの花の成分には、美肌になりたいと思う女性に嬉しい成分がたくさん含まれています。新しい細胞の成長を著しく促し、弾力を回復する、少し年齢を重ねてきたお肌にはぴったりな作用です。エストロゲン様作用もあるため、ホルモンバランスの変化によるイライラや不安といったときにも役立ちます。また、リラックスを促す成分と活性する成分を半分ずつぐらいの割合で含んでいるため、リラックスもさせてくれますが、ほどよく元気にもさせてくれるような作用があります。

ネロリ

これだけ女性にとって嬉しい作用があるネロリですが、好き嫌いが分かれる香りでもあります。私自身、ネロリの香りはあまり好きな香りではありません。私のように、ネロリの成分をスキンケアに使いたいけれども、香りがあまり好みではないという方にお勧めしたいのが、ネロリウォーターと他の数種類の精油を使ったオリジナルの化粧水です。今回、私はネロリウォーター、マカダミアナッツオイル、フランキンセンス、クラリセージ、イランイランをブレンドしてオリジナルの化粧水を作りました。フランキンセンスもクラリセージも美肌には欠かせない精油です。ネロリウォーターをベースに細胞膜の組成に近いマカダミアナッツオイルを加え、美肌に良い精油を加えることで極上な化粧水の出来上がりです!市販で売っていたとしたら、高額な化粧水になることは間違いないです。美肌を目指しながらリラックスも出来る天然植物100%の化粧水。爽やかな中に甘さもある柔らかな香りに包まれながら、スキンケアの時間がとても贅沢なひと時になります。

ネロリウォーター

日本の風土にとても相性の良いミカン科の植物は日本全国にたくさんあります。これまでは捨てられて当たり前だったみかんの花や枝、果皮、それらを資源として使うことで私たちの健康や美肌に活かすことができます。食料自給率の低さやエネルギー資源が少ないといわれる我が国ですが、私たちの身の回りには見落とされている資源がたくさんあるのかもしれません。6次産業の活性化が謳われてから久しいですが、今ある資源に目を向けて産業化していくことも大切なのではないかと思います。

◎アロマ蒸留試験の相談・お問い合わせはコチラ(未来アロマ)

 

 

ネロリウォーター蒸留試験

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023年5月16日

ネロリウォーター蒸留試験を行いました。

今年も橘香園の無農薬みかんの花のつぼみを収穫し、ネロリウォーターの蒸留を行いました。
みかんの花のつぼみを摘むことは、みかんの木を大きく成長させるために大切な作業です。若い木に実をつけてしまうと美味しいみかんが出来ないので、実をつけないように花のつぼみを収穫します。
収穫したつぼみからは、それだけで空間を甘い香りに包んでしまうほど、強い香りを放っています。
そのみかんの花のつぼみから蒸留したアロマを一般的にネロリと言います。
ネロリから精油を採ろうと思うと、1000分の1程度の確率と言われるほど超希少なものなのですが、ネロリウォーター(蒸留水)は、甘くナイーブな香りのアロマ成分を含み、天然の保湿効果がある上質なアロマウォーターのため、化粧品の基材や芳香水として大変重宝されています。
 
ネロリウォーター蒸留
 

当社は企業価値協会の認定企業となりました。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023年4月24日

当社は一般社団法人企業価値協会の認定企業となりました。

昨年創業100周年を迎え、これまでの事業への取組み、業界や世の中への功績と影響、また企業スタンスなど、企業価値を総合的に判断して頂き、この度企業価値協会の認定企業となりました。当社は創業依頼、脈々と受け継がれた技術力や開発力が現在の事業基盤を支えています。また企業理念である「和信節」の精神が社員ひとりひとりに受け継がれ、社員一丸となれる源であります。
 
一般社団法人企業価値協会
 
製品の品質を維持させ続けるのは容易なことではございません。当社は「MADE BY MOTOMURA」という、当社ならではの品質を徹底することで、他社との違いを明確にしています。MADE BY MOTOMURAは、「錆びない」「壊れない」「倒れない」「真似できない」「職人のこだわり」この基準がこれまで信頼を得てきている証でもあり、新たな革命を起こす根幹でもあります。
 
企業価値認定証と本村社長
 
数年前にこれまでの酒造の蒸留機を応用し、様々な原料から良質なアロマを抽出できる『アロマ減圧水蒸気蒸留装置』を開発しました。本装置もこれまでの経験を生かし、イノベーティブな発想から本村の技術を結集した高性能蒸留装置が誕生しました。少しの漏れも許されない酒造での蒸留技術を応用しているため、高採油率、コゲ臭がない上質な香りの抽出を実現しました。アロマやアロマ成分を必要とする業界や、農林業の6次産業化を考える事業者から多くの反響をいただいており、これまで全国に納品しております。SDGsやサスティナブルな社会や取組みを求められる中、本装置は多くの事業や事業者の未来に貢献できる装置です。
今回企業価値協会の理事よりお声かけいただき、当社の企業価値を最大限評価をして頂いたこと、大変嬉しく思います。これからも本村製作所は、常にイノベーティブな発想とイマジネーションを高め、業界や世の中に貢献し続ける企業であり続ける様努力致します。
 
一般社団法人企業価値協会サイト/株式会社本村製作所紹介ページはコチラ

一般社団法人企業価値協会サイトページ

 
 

【健康医学士・清家奈緒コラム】ストレス社会には欠かせない!ヒノキでNK細胞を活性化せよ!

MOTOMURA AROMA TOPICS

健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」

健康医学士 清家奈緒

2023年4月11日

ストレス社会には欠かせない!NK細胞を活性化せよ!

先日、本村アロマ蒸留所ではヒノキの鉋(かんな)くずを使って蒸留試験がありました。香りを嗅がせていただきましたが、私たちがよく知っているヒノキの香りがより優しく丸みを感じるものでした。昔から、日本国内では建築材や家具材、器具材、浴槽、桶、まな板などに使われてきたヒノキ。耐朽性や殺蟻性があることから、神社仏閣を作る際に用いられています。世界最古の木造建築物である法隆寺にもヒノキが使われています。このように、昔からこの国では生活に欠かせない木材として生息しているヒノキ、地産地消といわれるように、私たちの体にも少なからず良い影響を及ぼしているに違いありません。

ヒノキ

浴槽や桶、まな板にヒノキを使用したことからもわかるように、ヒノキの成分はカビや細菌に対して非常に有効です。森林浴の作用と言われるモノテルペン炭化水素類やセスキテルペン炭化水素類が多く含まれるため、香りを嗅ぐことで森林にいるようなリフレッシュ効果やリラックス効果があることも有名です。特にモノテルペン炭化水素類に含まれるαピネンという成分は、森林浴効果の元となる成分であり、αピネンのリラックス作用により良質な睡眠を促すといわれています。実際にラベンダー精油よりも入眠時間が短くなり、睡眠効率も上がったという実験結果も出ています。(出典元:恒次祐子「Cosmetology」vol.26、2018年)

また、私たちの体には、生まれつきいくつもの免疫細胞が備わっていますが、そのうちの一つがNK細胞です。リンパ球の中の約10%~30%を占めており、常に私たちの体の中をパトロールしていて、細菌やウィルスなどの病原菌やがん細胞をみつけると、非常に強い殺傷能力でいち早く攻撃をはじめてくれる体の自衛隊のような存在です。そのNK細胞とヒノキ精油の関係性を実証した実験結果があります。ヒノキ精油を揮発させた室内に被験者を3日間滞在させたところ、滞在前よりもNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化(増加)したというのです。また、その効果は滞在後1ヶ月経った後も滞在前より優位だったということも結果として出ています。(出典/ Li, Q., et al.: Int. J. Immunopathol. Pharmacol., 22, 951-959 (2009)NK(ナチュラルキラー)

ナチュラルキラー細胞活性図

ヒトの体の仕組みを考えたとき、交感神経が高ぶった状態を続けると私たちの免疫力は下がることがわかっています。つまり、副交感神経を優位にし、交感神経と副交感神経のバランスを良くしておくことが免疫力には非常に大切です。免疫力が下がると風邪やインフルエンザ、コロナウィルス感染症などの流行性の疾病になるだけではなく、アレルギーやがんの原因となります。この免疫力の大きな鍵となるのがNK細胞です。スマートフォンがある生活が当たり前になった現代、私たちは常に膨大な情報を浴びて過ごしています。ヒトは意識的に受け取っている情報は101byte/秒ですが、無意識のうちに108byte/秒の情報を受け取っているといいます。これだけ膨大な情報量を浴びていれば交感神経は必然的に高ぶります。つまり、以前にも増して免疫力が下がりやすい環境下に晒されているということです。

ナチュラルキラー細胞イメージ天然の香りの実験で、副交感神経を優位にすることで免疫力がアップしたという結果はたくさんあるのですが、ヒノキの特徴成分であるαピネンにもその効果は大いにあります。デジタル社会を生きている現代の私たちは、積極的に副交感神経を優位にすることを心がけていくことが健康維持のためには非常に大切になります。ヒノキの香りを嗅いで、副交感神経を優位にしながら、NK細胞を活性化させ免疫力をあげていく。昔から伝わる日本の資源を活用することが、ストレス社会と言われる現代人の健康維持には欠かせないと言えそうです。

ヒノキの森

蒸留場所:本村アロマ蒸留所/アロマ蒸留試験はこちら

 

ヒノキくずアロマ蒸留試験

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023年3月24日

ヒノキくずアロマ蒸留試験。

今回ヒノキの鉋(カンナ)くずからのアロマ蒸留試験を行いました。ヒノキの様な樹木も産地や季節、新材や乾燥材などで、アロマオイルの採油率も香りも様々です。今回は鉋(カンナ)くずとの事もあり、建材等に使用される乾燥材が原料となります。アロマオイルは基本原料が乾燥してもアロマオイルの量が減るなどは、これまでの試験では感じたことはありません。ただ、木くずやチップと違い、今回は鉋(カンナ)くずということもあり、また原料が約2kg強と非常に少ないのもあり、アロマオイルが抽出される可能性は低いと思ってました。

ヒノキ 

アロマオイルは蒸留開始と共にガラス管へ流れ出て来るのですが、今回はそれが確認出来なかったので多少諦めムードでしたが、蒸留開始20分後辺りから徐々にアロマオイルがガラス管内に流れてきて、蒸留終了時には通常と変わらない量のアロマオイルが抽出されました。ヒノキや樹木は柑橘などに比べると、多少抽出されるまで時間はかかりますが、今回の様なケースも珍しいと思います。香りはこれまでの香りとも違い、ツーンとしたものがなく、非常にナイーブで優しい香りでした。アロマ蒸留は本当に奥が深いです。

ヒノキアロマオイル

蒸留の動画はこちらからご覧下さい。

アロマ蒸留試験のご依頼はこちらからお問い合わせ下さい。