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【健康医学士・清家奈緒コラム】スキンケアの代表格ネロリ。美肌を望むすべての人に!
MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2023年6月19日
スキンケアの代表格ネロリ。美肌を望むすべての人に!
アロマセラピーに通じている人はネロリと聞けば、「スキンケアの優れもの」というイメージがあるのではないでしょうか?また、鎮静作用もあるのでリラックスの作用などが思い浮かぶのではないかと思います。ネロリとは、ビターオレンジ(学名:Citrus aurantium)の花から抽出した精油のことを言います。ビターオレンジとは和名でいうダイダイのこと。お正月飾りに使われるちょっと大きめのみかんの実です。
今回本村アロマ蒸留所で蒸留試験をしたのは、蒸留所がある福岡県大牟田市の橘香園で栽培されている「宮川早生」の花です。「宮川早生」は、現在日本各地で栽培されている早生みかんのルーツとなった伝統あるみかんです。初秋により良い実をつけてもらうために、花が咲く時期に、摘花と言ってつぼみを手で間引いていく作業をするそうです。その際にとられたみかんの花はそのままでもとっても爽やかな良い香りです。摘花の後、本来であれば捨てられてしまうこの花びらですが、捨ててしまうのはもったいない!ということで蒸留水にしていただきました。厳密にはネロリウォーターではないですが、同じミカン科の花から採れる蒸留水の成分は大きくは変わりません。
みかんの花の成分には、美肌になりたいと思う女性に嬉しい成分がたくさん含まれています。新しい細胞の成長を著しく促し、弾力を回復する、少し年齢を重ねてきたお肌にはぴったりな作用です。エストロゲン様作用もあるため、ホルモンバランスの変化によるイライラや不安といったときにも役立ちます。また、リラックスを促す成分と活性する成分を半分ずつぐらいの割合で含んでいるため、リラックスもさせてくれますが、ほどよく元気にもさせてくれるような作用があります。
これだけ女性にとって嬉しい作用があるネロリですが、好き嫌いが分かれる香りでもあります。私自身、ネロリの香りはあまり好きな香りではありません。私のように、ネロリの成分をスキンケアに使いたいけれども、香りがあまり好みではないという方にお勧めしたいのが、ネロリウォーターと他の数種類の精油を使ったオリジナルの化粧水です。今回、私はネロリウォーター、マカダミアナッツオイル、フランキンセンス、クラリセージ、イランイランをブレンドしてオリジナルの化粧水を作りました。フランキンセンスもクラリセージも美肌には欠かせない精油です。ネロリウォーターをベースに細胞膜の組成に近いマカダミアナッツオイルを加え、美肌に良い精油を加えることで極上な化粧水の出来上がりです!市販で売っていたとしたら、高額な化粧水になることは間違いないです。美肌を目指しながらリラックスも出来る天然植物100%の化粧水。爽やかな中に甘さもある柔らかな香りに包まれながら、スキンケアの時間がとても贅沢なひと時になります。
日本の風土にとても相性の良いミカン科の植物は日本全国にたくさんあります。これまでは捨てられて当たり前だったみかんの花や枝、果皮、それらを資源として使うことで私たちの健康や美肌に活かすことができます。食料自給率の低さやエネルギー資源が少ないといわれる我が国ですが、私たちの身の回りには見落とされている資源がたくさんあるのかもしれません。6次産業の活性化が謳われてから久しいですが、今ある資源に目を向けて産業化していくことも大切なのではないかと思います。
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ネロリウォーター蒸留試験
MOTOMURA AROMA TOPICS
本村アロマの事業活動を随時更新。
2023年5月16日
ネロリウォーター蒸留試験を行いました。
みかんの花のつぼみを摘むことは、みかんの木を大きく成長させるために大切な作業です。若い木に実をつけてしまうと美味しいみかんが出来ないので、実をつけないように花のつぼみを収穫します。
収穫したつぼみからは、それだけで空間を甘い香りに包んでしまうほど、強い香りを放っています。
そのみかんの花のつぼみから蒸留したアロマを一般的にネロリと言います。
ネロリから精油を採ろうと思うと、1000分の1程度の確率と言われるほど超希少なものなのですが、ネロリウォーター(蒸留水)は、甘くナイーブな香りのアロマ成分を含み、天然の保湿効果がある上質なアロマウォーターのため、化粧品の基材や芳香水として大変重宝されています。
当社は企業価値協会の認定企業となりました。
MOTOMURA AROMA TOPICS
本村アロマの事業活動を随時更新。
2023年4月24日
当社は一般社団法人企業価値協会の認定企業となりました。
【健康医学士・清家奈緒コラム】ストレス社会には欠かせない!ヒノキでNK細胞を活性化せよ!
MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2023年4月11日
ストレス社会には欠かせない!NK細胞を活性化せよ!
先日、本村アロマ蒸留所ではヒノキの鉋(かんな)くずを使って蒸留試験がありました。香りを嗅がせていただきましたが、私たちがよく知っているヒノキの香りがより優しく丸みを感じるものでした。昔から、日本国内では建築材や家具材、器具材、浴槽、桶、まな板などに使われてきたヒノキ。耐朽性や殺蟻性があることから、神社仏閣を作る際に用いられています。世界最古の木造建築物である法隆寺にもヒノキが使われています。このように、昔からこの国では生活に欠かせない木材として生息しているヒノキ、地産地消といわれるように、私たちの体にも少なからず良い影響を及ぼしているに違いありません。
浴槽や桶、まな板にヒノキを使用したことからもわかるように、ヒノキの成分はカビや細菌に対して非常に有効です。森林浴の作用と言われるモノテルペン炭化水素類やセスキテルペン炭化水素類が多く含まれるため、香りを嗅ぐことで森林にいるようなリフレッシュ効果やリラックス効果があることも有名です。特にモノテルペン炭化水素類に含まれるαピネンという成分は、森林浴効果の元となる成分であり、αピネンのリラックス作用により良質な睡眠を促すといわれています。実際にラベンダー精油よりも入眠時間が短くなり、睡眠効率も上がったという実験結果も出ています。(出典元:恒次祐子「Cosmetology」vol.26、2018年)
また、私たちの体には、生まれつきいくつもの免疫細胞が備わっていますが、そのうちの一つがNK細胞です。リンパ球の中の約10%~30%を占めており、常に私たちの体の中をパトロールしていて、細菌やウィルスなどの病原菌やがん細胞をみつけると、非常に強い殺傷能力でいち早く攻撃をはじめてくれる体の自衛隊のような存在です。そのNK細胞とヒノキ精油の関係性を実証した実験結果があります。ヒノキ精油を揮発させた室内に被験者を3日間滞在させたところ、滞在前よりもNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化(増加)したというのです。また、その効果は滞在後1ヶ月経った後も滞在前より優位だったということも結果として出ています。(出典/ Li, Q., et al.: Int. J. Immunopathol. Pharmacol., 22, 951-959 (2009)NK(ナチュラルキラー)
ヒトの体の仕組みを考えたとき、交感神経が高ぶった状態を続けると私たちの免疫力は下がることがわかっています。つまり、副交感神経を優位にし、交感神経と副交感神経のバランスを良くしておくことが免疫力には非常に大切です。免疫力が下がると風邪やインフルエンザ、コロナウィルス感染症などの流行性の疾病になるだけではなく、アレルギーやがんの原因となります。この免疫力の大きな鍵となるのがNK細胞です。スマートフォンがある生活が当たり前になった現代、私たちは常に膨大な情報を浴びて過ごしています。ヒトは意識的に受け取っている情報は101byte/秒ですが、無意識のうちに108byte/秒の情報を受け取っているといいます。これだけ膨大な情報量を浴びていれば交感神経は必然的に高ぶります。つまり、以前にも増して免疫力が下がりやすい環境下に晒されているということです。
天然の香りの実験で、副交感神経を優位にすることで免疫力がアップしたという結果はたくさんあるのですが、ヒノキの特徴成分であるαピネンにもその効果は大いにあります。デジタル社会を生きている現代の私たちは、積極的に副交感神経を優位にすることを心がけていくことが健康維持のためには非常に大切になります。ヒノキの香りを嗅いで、副交感神経を優位にしながら、NK細胞を活性化させ免疫力をあげていく。昔から伝わる日本の資源を活用することが、ストレス社会と言われる現代人の健康維持には欠かせないと言えそうです。
ヒノキくずアロマ蒸留試験
MOTOMURA AROMA TOPICS
本村アロマの事業活動を随時更新。
2023年3月24日
ヒノキくずアロマ蒸留試験。
今回ヒノキの鉋(カンナ)くずからのアロマ蒸留試験を行いました。ヒノキの様な樹木も産地や季節、新材や乾燥材などで、アロマオイルの採油率も香りも様々です。今回は鉋(カンナ)くずとの事もあり、建材等に使用される乾燥材が原料となります。アロマオイルは基本原料が乾燥してもアロマオイルの量が減るなどは、これまでの試験では感じたことはありません。ただ、木くずやチップと違い、今回は鉋(カンナ)くずということもあり、また原料が約2kg強と非常に少ないのもあり、アロマオイルが抽出される可能性は低いと思ってました。
アロマオイルは蒸留開始と共にガラス管へ流れ出て来るのですが、今回はそれが確認出来なかったので多少諦めムードでしたが、蒸留開始20分後辺りから徐々にアロマオイルがガラス管内に流れてきて、蒸留終了時には通常と変わらない量のアロマオイルが抽出されました。ヒノキや樹木は柑橘などに比べると、多少抽出されるまで時間はかかりますが、今回の様なケースも珍しいと思います。香りはこれまでの香りとも違い、ツーンとしたものがなく、非常にナイーブで優しい香りでした。アロマ蒸留は本当に奥が深いです。
蒸留の動画はこちらからご覧下さい。
アロマ蒸留試験のご依頼はこちらからお問い合わせ下さい。
【健康医学士・清家奈緒コラム】花粉症の救世主!?『じゃばら』を知っていますか?
MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2023年3月24日
花粉症の救世主!? 『じゃばら』を知っていますか?
今年は花粉の飛散量が過去10年の中でも最大と言われていますが、花粉症の皆さま症状はいかがでしょうか?私自身は花粉症ではないので、苦しみを体感することは出来ないのですが、それぞれに色々な症状が出ていて辛そうですよね。そんな皆様の救世主が今回ご紹介する『じゃばら』です。
『じゃばら』という植物名を聞いたことがありますか?
和歌山県北山村に一本だけ自生していたと言われる柚子やカボスの仲間の柑橘系果実です。このじゃばらの成分が花粉症に良いということが、3年ほど前から話題になり、現在は国内数カ所で栽培が行われています。今回、本村アロマ蒸留所で蒸留した『じゃばら精油』は、蒸留所がある橘香園で収穫されたものです。まだまだ、国内での栽培ヶ所も少ない希少な柑橘系植物です。
じゃばら精油の香りは柑橘系の香りですが、カボスに似た酸味・苦み・えぐみを感じる香りです。じゃばらに含まれるフラボノイドの一成分であるナリルチンという成分が鼻みず、くしゃみ、涙目等の症状を抑えると言われています。
今回、花粉症の症状がある数名の方にモニターとして、じゃばら精油を使用していただきました。その結果、約9割の人たちが症状が改善したと変化を感じていました。いくつかの事例をご紹介すると、
Aさん・・・マスクの内側にじゃばら精油のアロマスプレーを吹きかけておくと鼻のグズグズの症状がおさまった。
Bさん・・・就寝時に鼻が詰まり、夜中に何度も目が覚めていたが、スプレーを室内に噴霧して枕元にもじゃばら精油を香らせて眠ると朝まで起きることがなかった。
Cさん・・・鼻と目がムズムズしていたが、スプレーを室内に噴霧したりマスクに吹きかけておくとムズムズが解消した。
など、明らかな変化を感じていました。国内の大学での研究機関では、現在も臨床研究が進んでいるようですが、花粉症の嫌な症状を改善するという事実はありそうです。
花粉症などのアレルギー症状は、免疫が過剰に反応し、ヒスタミンなどが放出されることによりくしゃみや鼻みず、涙目などを引き起こします。じゃばらに含まれるナリルチンという成分がこのヒスタミンなどを抑制するため、不快な症状を抑えることがわかっています。このナリルチン、他の柑橘類にも含まれますが、中でもじゃばらに一番多く含まれています。柑橘類の精油は、基本的に果皮から抽出しますが、ナリルチンは果汁や果肉より果皮に多く含まれることがわかっているため、果皮から抽出するじゃばら精油にはナリルチンの含有量が多くアレルギーに有用だと推測されます。
現代病のように言われる花粉症ですが、花粉症もアレルギーです。アレルギーについて考えると、何かしらの原因で免疫のバランスが崩れ(免疫力の低下)、花粉症になっているということです。免疫力の低下は、食事・ストレス・腸内環境など原因は一概には言えませんが、じゃばらに含まれるナリルチンが免疫細胞のバランスを整えるため、症状の緩和に繋がっていることは研究結果としてすでに分かっています。
柑橘類に含まれるビタミンCは免疫力を高めることで有名です。柑橘系の精油に含まれるモノテルペン炭化水素類も免疫力のアップに作用します。これは私の見解ですが、じゃばら精油は、ビタミンCの作用やモノテルペン炭化水素類の作用にナリルチンの作用がプラスされていると考えると、花粉症をはじめとする様々なアレルギー症状に有効なのではないかと思います。今後、臨床研究結果が出てくることが期待されるじゃばら。早速試してみる価値ありです!!
アロマ蒸留試験のご依頼はこちらよりお問い合わせ下さい。
じゃばらのアロマ蒸留はこちらの動画をご覧下さい。
新しい方法、唯一無二の香り!ブレンドアロマ蒸留
MOTOMURA AROMA TOPICS
本村アロマの事業活動を随時更新。
2023年2月21日
新しい方法、唯一無二の香り!ブレンドアロマ蒸留。
柚子とシークヮーサーを同時に蒸留する、ブレンド蒸留試験を行いました。
以前も柚子とヒノキのブレンド蒸留をした際にも記しましたが、アロマのブレンドと言えば、通常は調香師やアロマセラピストにより複数の精油をブレンドし、オリジナルの香りを調香するのが通常です。しかし、当社の減圧アロマ水蒸気蒸留装置は、様々な原料に合わせた蒸留が可能なため、一度に複数原料からアロマを蒸留出来ます。今回は柚子とシークヮーサーを同時にブレンド蒸留を行いました。柚子ペーストとシークヮーサーペーストをそれぞれ2対1の割合で両方同時に蒸発釜へ仕込み、今回は常圧蒸留と減圧蒸留を実施。
他の柑橘にはない素晴らしい香りが採れました。まさに調香師要らずです。オリジナルアロマや香りのブランディングを行う際には通常のブレンドより手間がかからないのが特徴です。
詳しくは動画をご覧下さい。
アロマ蒸留試験はこちらまでお問い合わせ下さい。
ストレス緩和に3倍効く!!青みかん精油のチカラ
MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2023年1月24日
ストレス緩和に3倍効く!! 青みかん精油のチカラ
2023年がスタートし、あっという間に半月が終わりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。年末年始から、コロナウイルスやインフルエンザが流行しているようですが、体調は崩されていらっしゃらないでしょうか?今回は、青みかん精油の作用についてお話ししたいと思います。
前回の青レモンに引き続き柑橘類の精油なので、同じじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、厳密に言うと柑橘類も一つ一つ特徴が異なります。
柑橘類という大きな括りで見たときには、柑橘系の精油は消化器への作用や気分を明るくする作用、ニキビ肌のような脂性肌のスキンケアに有効ということが共通する作用です。しかしながら、消化器の不調と一言で言ってもその原因は様々。食べ過ぎが原因で胃腸が弱っているのか?ストレスが原因で上手く消化器官が働いていないのか?お酒の飲みすぎで肝臓の働きが弱っているのか?その原因によって、おすすめの精油は変わってきます。
今回取り上げている青みかんの精油は、ストレスが原因の時の消化器系の不調におすすめです。私たちの体の調子を整える大元となる自律神経には交感神経と副交感神経があります。体の各臓器はこの自律神経と連動しながら、活発に動いたり休んだりを繰り返しています。消化器官は、副交感神経が優位な時に活発に動きます。
ストレスがかかっているときは交感神経が優位になっているため、消化器の働きは抑えられます。その為、ストレスがかかった状態を続けると、上手く消化が出来ず下痢をしたり、胃酸が多くなったりすることで胃潰瘍になったりするのです。このような状態の時は、副交感神経を優位にしてあげることで、消化器官の働きが良くなり症状が緩和されます。
リラックス成分と言われるリナロールが青みかんには多く含まれる為、青みかん精油を使うことで副交感神経を優位にすることが出来ます。その結果、消化器系の不調が良くなるというメカニズムです。
精油を選ぶ時には、身体の不調がどこからきているのか?ここをしっかり見てあげることが大切です。わからない時には精油の香りを嗅いでみてください。「良い香り」と思うものがあなたの体が必要としている精油成分を持っています。
老若男女の救世主!!頼りになる青レモン精油
MOTOMURA AROMA TOPICS
健康医学士 / 清家 奈緒の 「THE NEED FOR AROMA」
2022年12月23日
老若男女の救世主!! 頼りになる青レモン精油
12月に入り朝晩はめっきり寒くなり、師走で忙しい日々ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?投稿が遅くなりましたが、本村アロマ蒸留所では、10月に蒸留所がある橘香園で収穫した青レモンの蒸留を行いました。
橘香園は柳川藩主・立花家の専用農園であり、日本で最初の早生みかん農園。現在三代目となる由緒ある農園です。キャンプ場もある山合の素敵な場所にあります。
抽出された青レモンの香りは、爽やかな中にフレッシュな苦味を感じさせる若々しい印象です。柑橘類や花から抽出する精油もそうですが、完熟の実や開ききった花びらよりも、熟す前の青い実や蕾の花に精油は多く含まれています。
レモン精油の作用ですが、柑橘類に含まれる成分のリモネンが大半を占めています。モノテルペン炭化水素類のリモネンは、免疫力のアップ、リラックスやダイエット、また脂を溶かす作用があるので血液サラサラ効果やキッチン周りの掃除などにも有効です。
赤血球・白血球を活性化させる免疫力アップの作用は、これからの時期にはぜひ取り入れたい作用です。また、レモン精油は体をアルカリ体質に傾けてくれます。レモンが生活習慣病の予防になると言われる所以です。
レモン精油の嬉しいところは、抗菌・抗ウィルス作用もありながら、自身の免疫力もアップするという点です。ディフューザーでお部屋に香りを焚いておくだけでも、その効果は十分に得ることができます。また、集中力アップにもなるのでこれからの受験シーズンにはとても重宝する精油です。
また、スキンケアの面では皮脂の分泌を抑える作用があるので、脂性肌の方におすすめです。ニキビ跡で肌がぼこぼことしてしまっている方にもおすすめします。マカダミアナッツオイル10mlにレモン精油3~4滴ほどを混ぜてフェイストリートメントをしていくと、ニキビ跡も少し改善するかもしれません。フランキンセンスやラベンダーの精油を一緒にブレンドすると更に良いと思います。(レモン精油には光毒性がありますので、日中の使用は避けてください。)
子どもから高齢者まであらゆる人に嬉しい作用を持った青レモン精油、これからの季節には欠かせません!